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リアルゼミ京都

JDiCE リアルゼミ京都
新しい教育課程とデジタル・シティズンシップ

善き使い手としてのありかたはいかに学びの基盤に位置付くか

急速に変貌する学びの状況変化と政策形成に対して、デジタル・シティズンシップのコンセプトはどのような影響を与えるでしょうか。
2024年12月に「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について」が中央教育審議会に諮問されて以来、次期学習指導要領についての議論が活発化しています。「学習の基盤となる資質・能力」のひとつとしての情報活用能力、インフラとしてのデジタル学習基盤が明確に位置付けられるとともに、技術発展への対応、教科横断性とカリキュラム統合、情報モラル・セキュリティ教育の強化などが論点として提示されました。
このたびのリアルゼミは、このような検討の過程にデジタル・シティズンシップが立脚する人権・多様性尊重、公共への参加といった重要な主張と各地の実践知見を反映させるために、私達の立ち位置と課題を浮き彫りにする機会として企画しました。今回は2022年以来2度目の関西圏でのリアルゼミ開催となります。みなさまの発表・ご参加をお待ちしております。

日時 2025年11月29日 土曜日 11:30~16:30(開場11:00)
場所 立命館大学 衣笠キャンパス 存心館 https://www.ritsumei.ac.jp/campusmap/kinugasa/
   〒603-8577 京都府京都市北区等持院北町56-1
参加 会場参加(150名)・オンライン参加(300名)いずれもアーカイブ視聴可
   参加無料(事前申込が必要です) お申し込みはこちらから

主催 日本デジタル・シティズンシップ教育研究会
共催 公益社団法人 KDDI財団

プログラム

(確定分のみ掲載しております、敬称は略させていただきました)

  • 講演 道徳教育×デジタル・シティズンシップ
    荒木 寿友 (立命館大学 教職大学院 教授)
  • 発表 家からつながる“まなび”と“はたらく”
    〜オンライン・コミュニティが育むデジタル・シティズンシップ
    浜 直也 (一般社団法人ikigai プラス 代表理事)
  • 発表 SNS時代の分断と主権者教育:良識をどう育むか
    〜排外主義の広がりから考える、情報モラル教育の課題〜
    谷 昊埜 (学生団体 ミラコエ代表 / 慶應義塾大学 総合政策学部)
  • 発表 保護者と共有する“学びの変化”
    〜情報活用能力の育成とデジタル・シティズンシップの推進〜
    井手内 太吾 (枚方市立氷室小学校 校長)
  • 発表 制限でなく、文化を。
    〜 ルールのその先にある「ふるまい」と「信頼」を育てる
    広瀬 一弥 (亀岡市教育委員会 みらい教育リサーチセンター)
  • 発表 色彩と共感でつくるデジタル時代のデザイン
    ~多様性と平等性に配慮した色の学習と、ポスターの配色デザインの実践~
    釘貫 ひとみ (大阪府立たまがわ高等支援学校 教諭 美術科主任)
  • 発表 AI時代のメディア情報リテラシーを生徒とともに探究する
    畝岡 睦実 (岡山県立岡山南高等学校 教諭)
  • 発表 どうやって自ら教育用ゲームをつくるか
    井上 明人 (立命館大学 准教授)
  • 発表 デジタル・シティズンシップ教育と図書館
    〜生涯学習施設としての図書館〜
    宮澤 優子 (伊勢市教育委員会事務局教育メディア課読書推進係)
  • 発表 SNSと若者の政治参加
    〜今必要なメディアリテラシー教育と主権者教育〜
    加島 優一 (カウンター株式会社代表取締役 My Mediaボーダーライン編集長)

出演 研究会メンバー(坂本旬 豊福晋平 芳賀高洋 林一真 今度珠美 谷正友)
問い合わせ先 日本デジタル・シティズンシップ教育研究会 JDiCE contact@jdice.org

日本デジタル・シティズンシップ教育研究会について

JDiCE (Japan Digital Citizenship Education Research Group) 日本デジタル・シティズンシップ教育研究会は、世界的にもデファクトになりつつある「デジタル・シティズンシップ教育」を日本国内で普及定着させるため、2019年研究同人により結成されました。本会は調査研究・教材開発・講演・研修・広報等を積極的にすすめています。リアルゼミ・シリーズは全国各地へのデジタル・シティズンシップ普及と実践者の相互交流を目的とし、公益社団法人KDDI財団との共催で2022年12月の大阪/吹田を皮切りに、東京・愛媛/四国中央・札幌・広島・熊本・石川/金沢・埼玉/草加にて開催しております。